ギュスターヴ・モロー美術館
19世紀、印象派が産まれ育っていくのと並行して
壮大な歴史画や宗教画はかつての栄光を失い、荒唐無稽な空想画へと堕ちて行きました。
そんな中モローが目指したのは、新しい歴史画、そして新しい宗教画。
いかなる芸術グループにも属そうとせず、孤高の人となったモローは
この偉大なるジャンルに、今までとは全く違う新たな生命を吹き込もうとしたのです。
モローが自宅兼アトリエとして使っていた建物は、現在ギュスターヴ・モロー美術館として
デッサンも入れると14000点以上とも言われる作品を所有しています。
同時に、実際にモローが暮らした私室を見学することも出来ます。
Musée Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー美術館)