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今では世界中のグルメたちが認めるマスタードとして有名なマイユ。

一流シェフが好んで使うことでも有名です。

マイユのマスタードなんてもう日本でだって有名で、スーパーでも買えるから

わざわざパリに行ってまで買わなくてもいいわ。というのは大きな間違いです!

パリまで来たからこそ是非マイユに立ち寄って頂きたい、その理由は、

 

目の前で絞ってくれるフレッシュな生マスタードを買えるのは、このパリ本店とディジョン店だけなんです。

(マスタードと言えばディジョンなので、ディジョンが本店と思わる方もいますが

実は本店はパリなんです。余談ですが。)

写真を見てみて下さい。並んだ黒いサーバー、正に生ビールと同じ方法で絞り出されます。

生マスタードの種類も多く、トリュフ入りやシャブリに漬け込んだものなどが大人気で購入の列が出来るほど。

試食もさせてもらえますので、是非本物のマスタードを味わって頂きたいです。

 

また、お土産用にも自分用にも欲しいと思うのがこの生マスタードを入れてくれる小さなポット。

話はそれますが、マイユが歴史あるお店であることをご存知の方は多いと思います。

市販されているマスタードの瓶にもしっかりと1747と記載されていますもんね。

じゃぁ1747年って??実はまだフランスが王国であった時代、ルイ15世の時代なんです。

今でこそ食や芸術の大国と思われるフランス、実はそのむかしむかしはイタリアに大きく遅れを

とっていた国だったんです。ルイ14世に始まりルイ15世が目指したものはズバリ『メイド・イン・フランス』。

外国への訪問の際または外国からの訪問者に渡せる、フランス独自のお土産はないかな?と探して

見付けたものの一つがこのマイユのマスタード。すっかり気に行ったルイ15世自らがこのポットの

デザイン考案に参加したと言われています。

 

というわけでパリ店を訪れると、ここでしか買えない貴重な生マスタードを買えるうえに

ルイ15世考案というポットまで手に入ると、うれしいことばかりなんです。

だから食べ終わった後のポットは捨てずに必ず置いておいて下さいね。

 

また、歴史にしがみついた古い商売をしないのもフランスの特徴。

伝統を残しつつも新しいフレーバーのマスタードに挑戦し続けていて、季節ごとに考案される

色とりどりのマスタードは是非購入したいところです。

 

マスタードの話ばかりになりましたが、、、ヴィネガーも大変有名なんです。

王国時代はオーストリア、ハンガリー、ロシアといった大国の公式提供業者にも任命され

瞬く間に王侯貴族御用達となりました。

 

パリまで来てわざわざ、ではなくパリまで来た以上は必ず行って頂きたいという意味

分かって頂けたでしょうか?

マイユ本店のあるマドレーヌ地区は食の宝庫としても有名で、

パリ・アトモスフェールのおすすめ一覧 『マドレーヌ地区で美食探し』

でも取り上げていますので、良かったら御覧下さい。

 

予算:生マスタード(125g)・ポット代金込み 20€前後~

 

Kate, & Miranda

 

Maille (マイユ)

6 place de la Madeleine 75008 Paris

メトロ:Madeleine (8番線・薄紫色 / 12番線・緑色 / 14番線・紫色)から徒歩3分

maille ホームページ (日・仏)